5月第2土曜日に行われる「湯立祭」は、神前に供えた笹葉を束ねて、さやさやと煽り、この湯玉が身体にかかれば、年内悪疫を免れ、夏病にかからないとの慣わしがある八幡神社の神事。かつては当屋が祭りの準備を取り仕切っていましたが、現在は神社総代が祭りの準備を行っています。
年番の総代は社前で火をおこし、湯を沸かします。そして二つの笹葉鼓で湯を掻き回して振り、参列する人に湯をかけて身を清めます。 年内の罪、汚れをなくするともいわれる行事で、人々はみな仕事を休んで参詣します。