おいやれoiyare

8月31日に行われる海上安全と無病息災の祈りを込めた行事。
「雅人(がち)」と呼ばれる7人衆が藁を編んで「おいやれ舟」作ります。また、家ごとに、顔はナス、目は目黒豆、鼻はとうがらし、口は鶏頭の花、耳は豆の花、わらで作った体に、○に十の紋が書かれた半紙の着物を着せる「でっころぼう」と呼ばれる人形を作ります。

笹に短冊をつけ、家中の邪気を払い、おいやれ舟に持ち寄ります。
「でっころぼう」を家々の悪いことを背負う「悪魔」として「おいやれ舟」に乗せ町内を巡回。
かつては若い衆が、雅人に水を掛けたりしていましたが参加者が少なくなってきた現在では、子どもたちが水風船をぶつけるようになりました。舟が出発するのは東西南北の地区でくじ引きし、「悪魔を乗せてゆくなり」というかけ声と共に「でっころぼう」が乗った舟を積み出航し海に流します。

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